2005年サン・セバスチャン映画祭審査員特別賞
2006年トライベッカ映画祭最優秀作品賞
2006年ゴヤ賞最優秀作品賞
エステバン・レギサモンの記憶を物語る。現在40歳の彼は、まだ18歳だった1982年に兵士としてフォークランド諸島へ送られた。仲間のバルガスが自殺を図って以来、エステバンは、二人の新米兵士たち、バルガスともう一人の戦死した仲間フアンの思い出に浸るようになった。そこには戦争の恐怖だけでなく、戦友たちと分かち合った友情の思い出も浮かんでくる。エステバンの視線を通じて、彼らの人生が死へとゆっくりと沈んでいく様子を明らかにする。そして彼は20年経って島を再訪し、自分の過去と出会い、古い傷を埋めようとするのだった。