バリャドリード映画祭観客賞受賞 / ゴヤ賞新人監督賞ノミネート
1975年秋。思春期に差し掛かった14歳のフェデは地元のグループの仲間にとけ込もうと必死だ。そんなフェデには不満があった。女友達のサラが障害を持つ少女と共有する秘密を教えてくれないこと、グループのリーダーが自分に目をかけてくれないこと、両親が地元の学校に行かせてくれなかったこと。そして彼の願いはなんとしてもドクロのカードを手に入れること。そうすれば、敵対するグループに立ち向かう勇気が持てるのに…。現実の中で彼の望みは打ち砕かれる一方、彼の想像の中では地元の謎が答えも出ないうちにどんどん増えていくのだった。